お迎えしたあとに注意すること
かわいいワンちゃんたちをお迎えし、あとは一緒に楽しく過ごすだけ!でも、人とは違う動物であるからこそ、注意することややっておくべきことなどは様々。お出迎えされるご家族の方はもちろん、迎えられたワンちゃんたちもより良い状況で、より楽しく、充実したペットライフを過ごしていただくために、覚えて頂くことがあります。
子犬の育て方
母犬や兄弟犬じゃら話された子犬は不安がいっぱい。初めての輸送にも耐えて新しい飼い主の元へやってきます。子犬にとっては試練の時で、充分な心配りが必要としています!
【人間の赤ちゃんと同じように深い思いやりを必要としています】
食事について
胃腸に負担のかからない、栄養の吸収効率のよい良質なフードを1日に2~4回に分けて与えます。便の様子を観察しながら食事内容を徐々に変え、量も増やしていくようにします。
※お肉は犬が喜んで食べますが、肉類だけで育てるとカルシウム不足になりますので注意してください!
犬に与えて良い食べ物
牛肉 | 鶏肉 | 白身魚 |
卵黄 | チーズ |
だめな食べ物
青身魚 | エビ | カニ |
イカ | タコ | 香辛料 |
わさび | カラシ | 緑黄色野菜 |
鶏の骨 | 魚の骨 | にんじん |
トウモロコシ | ネギ | たまねぎ |
甘い食べ物 | 塩分 | ※中毒症状や胃の中で消化 されないものもありますので 与えないように注意しましょう。 |
トイレのしつけ
家庭に着いたその時から始めてください。寝起きや食後など子犬が床に鼻をつけ、においをかぎ始めたら、あらかじめサークルなどにセットしたトイレに抱いて連れていきます。子犬をトイレにのせ、排便、排尿をするまで黙って観察しましょう。
うまく出来たときは優しく声をかけながら犬の首などを
撫でてほめてあげる事を忘れずに!
トイレ以外の場所でしちゃった…!
トイレ以外の場所でそそうをしてしまったら、すぐにその場で叱ります。
時間が経ってから叱ってもなぜ叱られたのか犬にはわかりません。
子犬はデリケートですので強く叩いたり、大声で怒鳴ったりしてしまうと委縮してしまい、子犬の性格に悪影響を与えてしまうことがあります。叱る時は、ほめる時と正反対に、冷静な口調で叱るようにしましょう。声の調子を使い分けることによって飼い主の意思が子犬に伝わりやすくなります。
そそうをした場所はきれいに拭き、消臭剤でにおいを消しましょう。
手入れについて
動物の健康を保つためには、日ごろからの手入れがものすごく大切です。体中をくまなく触れることは、病気や異常の早期発見に繋がります。また、飼い主が犬の体をくまなく触れるこつは、スキンシップを図るとともに、リーダーシップを示すことにもなり、躾けのトラブルの未然防止にも期待できるものになります。
①ブラッシング
汚れや抜け毛を取り除き、つやのある毛にすると同時に、皮膚の血行を良くします。運動の後に、まず毛並みに逆らってブラシをかけて汚れを浮かし、次に毛並みにそってブラッシングをしてあげます。特に毛の抜け替わる時期には、入念にブラッシングを行うことが必要です。長い毛の犬はブラッシングを怠ると、毛玉ができて手が付けられなくなってしまいますので注意しましょう。犬種によっては定期的にカットが必要です。
②シャンプー
回数は飼う場所や毛の長さによって異なります。一般的には一か月に一回程度となります。
※子犬が家庭に到着したばかりの時は例え汚れていてもシャンプーは避けてください。シャンプーはワクチンの接種後2週間くらい経った後に始めます。
※シャンプーを頻繁に行うと、毛つやが悪くなったり、皮膚にうるおいがなくなったりとかえって皮膚病にかかりやすくなってしまいますので、やりすぎに注意しましょう。
③つめ切り
室内飼いの小型犬はもとより、充分に散歩している犬でも親指のつめ(狼爪-ろうそう-)は地面につかないので伸びてしまいます。伸びすぎたつめを放置すると、毛布などにからまり、つめを折ったりはがれてしまうことがありますので注意しましょう。
④耳の手入れ
耳の中のチェックは時々必要です。健康な犬だと耳垢はわずかでほとんどにおいません。
・においがきつい
・黒い耳垢がたまっている
これらの症状が出たときは必ず獣医師に相談しましょう。
綿棒などでのふき取りは、耳の鼓膜を傷付け、汚れを押し込むことになるのであまりよくありません。
⑤歯の手入れ
犬用の歯ブラシや、ガーゼを巻いた指で歯茎をこすってあげてください。奥歯の外側が、歯石の付きやすい場所となっていますので注意してください。歯石を放置しておくと歯肉炎、歯槽膿漏と病気が進行してしまいます。歯が悪いときは口臭がきついばかりでなく、心臓や肝臓などの病気の原因となる恐れが高くなります。
健康管理について
母乳によって母犬から譲りうけた免疫は、子犬が生後2か月をすぎた頃から低下しはじめ、各種の病気に感染しやすくなります。
子犬を譲り受ける時にワクチン接種をしていない場合は、子犬が新しい環境になれた時に動物病院に連れて行ってください。
・ジステンパー
・犬伝染性肝炎
・パルボウイルス感染症
などの予防接種をしてください。
回虫などの寄生虫がいないことなどの確認も必要ですので、当日の便を持参をおすすめします。
ドッグハウス翔では各子犬ごとに次回のワクチン接種日の記入を行ってお渡ししており、飼い主様によるワクチン接種をし忘れる可能性を限りなく低くなるように対策しております。
ワクチン接種直後のシャンプーや外出は厳禁です。子犬は抵抗力が弱く、些細なことで体調を崩しがちです。
・食欲不振
・嘔吐
・下痢
・鼻汁
・目ヤニ
・血便
・元気が無い
・便に虫がでた
などの異常がみられる時はすぐに獣医さんに見せるようにしましょう。
日常の子犬の様子をよく観察することが病気の早期発見に繋がります!